かげぺんBlog: 障害者の駐禁除外標章、相次ぐ不正 家族「あればタダ」
の続き?
【衝撃事件の核心】「タダ好き」にもほどがあるやろ! 障害者駐禁除外の悪用横行…恥ずべきナニワの悪弊 なんと4割が不正(1/4ページ) - 産経WEST
2016.5.10 10:00更新
駐禁除外標章の不正使用取り締まり件数。大阪、京都、兵庫が3年連続で全国トップ3を独占した
1時間数百円の駐車料金をケチるため、身体障害者らに交付される「駐車禁止除外指定車標章(除外標章)」を悪用する不届き者が大阪で後を絶たない。除外標章を車に置いておけば駐禁取り締まりの対象外になるが、不正使用による取り締まり件数は、大阪、京都、兵庫が3年連続で全国トップ3を独占。大阪府警の調べから、除外標章を掲示した車の約4割が不正使用だったという衝撃的なデータも飛び出した。障害者の親族が通勤や買い物などの私用で悪用するケースが多いとみられ、府警は横行する〝タダ至上主義〟の悪弊を断ち切るため、本格的な取り締まりに乗り出している。
母親に交付された標章を…
「普通に止めたらお金かかるし、ちょっとならいいかと…」
4月中旬の平日の昼間、大阪のメーンストリート・御堂筋近くのオフィスビルや飲食店が立ち並ぶ繁華街。チケット制のパーキングに車を止め、駐車料金を支払わず除外標章を置いて1時間以上離れていた50代の男性は警察官に囲まれると、肩をすぼめて弁明した。
府警によると、この除外標章を交付されていたのは、男性ではなく母親。交付された母親本人が車を運転したり、母親を病院に送迎したりするために男性が同乗して除外標章を使用するのは問題ない。
しかし警察官がこの日、自宅に電話をかけると、母親本人が出てこう話した。「私は自宅にいますが…。除外標章は息子に渡しています」
付近にコインパーキングが多数あるにもかかわらず、男性は近くの作業現場に通うため、除外標章を使ってタダで駐車していた。しかも、過去に何回もこの場所で不正使用を繰り返していたという。
警察官は平謝りする男性に厳しく注意を与え、道交法違反(駐停車違反)で反則金1万円の交通反則切符(青切符)を交付すると、あきれたようにつぶやいた。
「いくら大阪人が『タダ好き』やからって、やったらアカンことがあると思うんですけどね…」
不名誉記録も「氷山の一角」
除外標章は、体が不自由な人の生活や移動の利便性を考慮し、駐車禁止の場所に車を止めることを特別に許可するものだ。各都道府県によって異なるが、大阪府の場合、下肢不自由(1~4級)や体幹不自由(1~3級)などの身体障害、重度の知的障害などがある人に対し、本人や家族から申請を受けた府公安委員会が交付する。
期限は3年間で、府内では全国最多の約7万9千枚が交付されている。大半の人は除外標章を適正に使用していると信じたいが、不正使用による駐車違反の摘発は絶えない。
府警によると、平成23年以降の府内での摘発件数は、214件(23年)▽258件(24年)▽246件(25年)▽126件(26件)▽144件(27年)-と推移。このうち25年は全国1位、26年と27年は京都、兵庫に続く3位で、府民にとっては〝不名誉〟な記録といえる。しかし、「取り締まりの態勢にも限りがあり、摘発できたのは氷山の一角に過ぎない。日常的に不正使用をしている人はもっといるのでは」と捜査関係者は推測する。
「怪しい」日々通報
実際、大阪市内を中心に「除外標章を置いてずっと路上に止めている車がある」「通勤のために除外標章を使っている人がいるみたいなんやけど」といった不正使用を怪しむ通報が、住民らから毎日のように府警に寄せられる。
対策に本腰を入れた府警は昨年11月~今年2月、繁華街の大阪・梅田周辺で5回にわたって集中取り締まりを実施したところ、衝撃の数字が出た。
126台分の47台-。
集中取り締まりの中で除外標章が置いてあった車のうち、府警が不正使用を確認して駐車違反で青切符を交付した数だ。比率にすると約4割にも上り、「ここまで不正な使い方をしている人が多いとは」と担当者も驚きを隠せなかった。
しかも、府警によると不正利用の大半は交付された障害者の家族によるもの。「寝たきりの母親の分の買い物に来た」「障害のある兄弟の送り迎えをした後に自分の用事で使った」-。取り締まりに対し、ドライバーが警察官に話す理由はさまざまだが、障害者本人が同乗していない以上、標章を掲示しても一般のドライバーと変わらない。禁止場所での駐車やチケット制パーキングでの不払いは取り締まりの対象となる。
悪質なケースは逮捕も
摘発の大半は道交法上の駐車違反による青切符で済まされるが、悪質な事案に対しては、逮捕や書類送検といった厳しい対応で臨むこともある。
府警は今年3月、除外標章を偽造して使ったとして、偽造有印公文書行使の疑いで、大阪市阿倍野区の人材派遣会社社長の男(51)を逮捕した。男は身体障害者の親族が交付された除外標章をデジタルカメラで撮影。パソコンに取り込んで加工し、印刷して使っていた。
男は調べに「駐禁取り締まりを受けずに便利なのでやっていた」と供述。府警によると、男のケース以外にも、除外標章をカラーコピーしたり、有効期限の日時の部分を変造したりする手口があるという。
正規の除外標章でも常習的な不正使用については摘発を強めている。府警は昨年6月、会社役員の60代の男を自動車保管場所法違反容疑で逮捕したほか、26年8月には70代の男を車庫法違反容疑で書類送検。どちらも親族の除外標章を使い、勤務先や自宅近くの路上を長期間にわたって車庫代わりに使っていた悪質な事例だった。
「魔法のアイテムじゃない」
駐車料金を免れるための除外標章の不正使用が横行すれば、本当に車を止めたい障害者が必要なときに利用できなかったり、緊急車両の通行などに支障をきたしたりすることが考えられる。
障害者の家族だったら苦労はよく分かるはずなのに-。大阪市身体障害者団体協議会の手嶋勇一会長は「不正な使い方をすれば、除外標章のルールや障害者に対する社会の目はいっそう厳しくなる」と懸念を示す。不正使用をしているのはごく一部の障害者の家族とみているが、会員らには「安易に除外標章を貸さないで」と注意を呼びかけているという。
対策の強化を進める府警は今年4月から毎月1回、除外標章の不正使用事案に特化した府下全域での一斉取り締まり日を設けることを決めた。初の一斉取り締まり日となった4月20日は捜査員200人態勢で臨み、72件の不正使用を摘発。今年1~3月末までの摘発は68件で、わずか1日で3カ月分の件数を上回った形だ。
「除外標章は、いつでもどこでも駐車料金がタダになる『魔法のアイテム』じゃない」と憤る府警の担当者。行き過ぎたナニワの〝タダ至上主義〟撲滅のため、府警は今後、青切符だけでなく、車庫法違反など刑事罰を適用した摘発も積極的に行っていく方針だ。
126台分の47台
って表現、これ「1/3」を「3分の1」って表現するやつか。誤読しかけた。表現がまずい。素直に「126台のうち47台」でいいのではないか。(そんなとこ、どうでもよくね…)
不正使用を怪しんで通報する住民乙彼Summer。
…これ、大阪、京都、兵庫が3年連続で全国トップ3を独占
とかって大々的に書かれてるけど、大阪府警発表でしょ。関東はろくに取締りしてないだけなんじゃ?(左記が合ってたりすると、大阪府警のほうがはるかにマシって話になるんだけど。)
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