撮影は“まばたき”で制御--ソニーのカメラ搭載コンタクトレンズの特許が公開 - CNET Japan
佐藤信彦 2016/05/11 14:48
撮影機能を備える眼鏡型ウェアラブルデバイス“スマートグラス”は、盗撮に悪用されると不安視されることもあり、普及が足踏み状態だ。ところが、ソニーの発明“ハンズフリー撮影機能付きコンタクトレンズ”が実用化されたら、スマートグラス以上に気付かれることなく、自然な動作で写真やビデオが撮れてしまう。
この発明は、コンタクトレンズに画像センサやプロセッサ、メモリ-、無線通信機能、バッテリなどを搭載し、写真やビデオを撮影できるようにするもの。さらに、まばたきで撮影をコントロールするアイデアにも言及している。
ソニーが米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2016年4月7日に「CONTACT LENS AND STORAGE MEDIUM」(公開特許番号「US 2016/0097940 A1」)として公開された。出願日は2014年2月12日。
もっとも重要な第1クレーム(請求項)では、単に撮影機能を備えるコンタクトレンズの構成要素だけを列挙。これに続くクレームで、撮影データをストレージに保存する仕組み、撮影データを外部デバイスへ無線送信する仕組み、まばたきで撮影を始めたりする仕組みなどを説明している。
さらに、ズームやフォーカス、絞りの制御などもまぶたの開け閉めでコントロールする考えだ。
グーグルが「眼に注射する」極小デバイスを開発中 特許資料で判明 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
2016/05/10 17:00
グーグルはにわかには信じられないようなテクノロジーの開発を行うことで知られている。その最新事例と呼べる技術の特許資料が明らかになった。「眼球に注射で打ち込むデバイス」だ。
視力の向上に用いられるこのデバイスの特許は今年4月28日の日付。デバイスは眼球内に注射で打ち込まれ、目の水晶体や周辺の膜組織と一体化する。注射は“眼球から水晶体を取り除いた作業の後”に行われると特許には記載されている。
デバイス内にはいくつかの小さなコンポーネントが収められ、データストレージ、センサー、通信チップ、バッテリー、電子レンズ等を内蔵している。眼球内のデバイスには特殊なアンテナを経由し、ワイヤレスで電源が供給される。特許には外部デバイスについての記述もあり、眼球内の機器と無線で連携し、外部デバイスのプロセッサーがコンピューティング処理を実行する。
眼球内のデバイスの電子レンズは、外部からの光の焦点を絞り、網膜上に投影する際のアシスト機能を果たすという。
グーグルが眼球に埋め込むテクノロジーの開発にあたるのは、これが初めてではない。2014年のはじめ、糖尿病患者らの利用を想定した、涙のグルコース値を測定できるグーグル・コンタクトレンズが話題になった。このコンタクトレンズの開発は現在、アルファベット傘下のライフサイエンス企業Verilyが担っている。今回の特許で明らかになった眼球注入型デバイスも、恐らくVerilyの管轄になると思われる。
Verily社でリーダーを務めるのはアンドリュー・ジェイソン・コンラッドという人物で、彼はグーグルでコンタクトレンズ部門を担当していた。3月にStat Newsが掲載した記事によると、Verily社内ではコンラッドのリーダーシップを巡り内紛が起きており、社員らが相次いで退社したという。
コンラッドはグーグルに勤務する以前は、分子診断などのテストを手がけるLaboratory Corporation of America(LabCorp)の最高科学責任者を務めていた。彼はカリフォルニア大学で細胞生物学の博士号を得ている。
筆者は現在、Verily社にコメントを求めており、返事が得られ次第、記事をアップデートする。今回のグーグルの特許はリーガルテック企業、ClientSide社の調査で明るみに出た。
編集=上田裕資
koeeee...今のところはお世話になりたくない。
悪用例はわんさか浮かぶ(どっかで見かけたのはリベンジポルノ)けど、有益な活用例ってなんだろ。白内障等での失明者向け? 生態系がよくわかってない生物に組み込んで調査とか?
0 件のコメント:
コメントを投稿