2016年5月13日金曜日

リオ五輪の延期・移転・非参加の呼びかけ、大学教授やサッカー元ブラジル代表

CNN.co.jp : サッカー元ブラジル代表、リオに来ないでと異例の警告

2016.05.12 Thu posted at 17:56 JST

かつてのスター選手が、治安の悪さを理由に五輪でのリオ訪問を控えるよう呼びかけた

(CNN) サッカーのブラジル元代表FWのリバウドさんは12日までに、同国のリオデジャネイロ市で犯罪や暴力がはびこっているとして外国人らに対し今年8月に同市で開幕する五輪のため来訪しないよう促した。

ソーシャルメディア上で訴えたもので「ブラジルはますます醜悪になっている」と言い切り、リオデジャネイロで先週末に発生した17歳少女の殺人事件にも言及した。

同国国民をかつて魅了した元人気選手の思わぬ言動に、ブラジルの政界指導者や五輪関係者らが困惑するのは必至ともなっている。同市の観光行政責任者は「外国人は市が直面する問題を既に承知している」とし、「リオの美しさと住民の温かさに驚くだろう」と期待した。

五輪を控えるブラジルは難問山積に遭遇している。ジカウイルス感染症(ジカ熱)への懸念や長引く景気後退の他、ルセフ大統領は国家予算の不正操作をめぐって弾劾(だんがい)手続きの進行に直面し、ルラ前大統領は収賄容疑に襲われ事情聴取も受けた。

また、五輪絡みでは全ての会場や施設が計画通り完工するのかへの不安も消えていない。一部競技が行われる海域では水質汚染問題が浮上し、関係選手の衛生面での懸念をかき立てている。

リオ五輪「延期か移転を」 ジカ熱拡大で大学教授 - 社会 : 日刊スポーツ

[2016年5月13日11時24分]

ジカ熱拡大が続くブラジルのリオデジャネイロ五輪は「延期するか、開催地を変更するべきだ」とする意見を、カナダ・オタワ大のアミール・アタラン教授(公衆衛生学)が12日までに、米学術誌「ハーバード・パブリックヘルス・レビュー」に寄稿した。

ジカ熱は、妊婦が感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれる原因になるとされ、大人にも手足のまひを起こすと考えられている。アタラン教授は「五輪で世界からさらに50万人の旅行者が訪れ、感染してウイルスを自国に持ち帰れば、世界的な大惨事になりかねない」と警告した。

教授は過去に比べて2015年以降の流行では重症例が増え、「少し以前に考えられていたよりも危険な病気だ」と指摘。感染が深刻なのはブラジル北東部だとされているが、最新統計によれば、リオデジャネイロでの人口当たりの感染者数は全国で4番目に多く「中心的な流行地域だ」とした。

期間中は、ウイルスを媒介する蚊の繁殖が弱まる冬場だが、「リオでは(類似のウイルスの)デング熱は冬でも消えない」と、安心材料ではないことも強調した。

過去に五輪開催地が変更された例があり、ロンドンなどには使用可能な五輪施設があるとして、代替地開催も提言した。


また、世界保健機関(WHO)は12日、五輪のためブラジル・リオデジャネイロを訪れる選手や一般の人々に、ジカ熱の感染を防ぐため人口が密集した貧困地区に行くのを避けるよう勧告した。

衛生環境が悪い貧困地区ではジカウイルスを媒介する蚊が繁殖しやすく、蚊に刺されて感染するリスクが高くなるためだとしている。

また、ジカウイルスは性交渉を通じて感染する恐れがあるため、訪問者は帰国後も少なくとも4週間はコンドームを使用するなど安全な性交渉を心がけるよう求めた。

さらに、訪問前に医師らに相談し、訪問中は肌の露出が少ない服を着用したり、防虫スプレーを使ったりするなど蚊に刺されないための対策の徹底を要求。エアコンを備えた宿泊施設を利用し、蚊が入ってこないよう窓やドアを開けずに過ごすよう促した。

妊婦に対しては、流行地域への渡航自粛をあらためて勧告した。(共同)

東京五輪2020も(ry

0 件のコメント: