トヨタ系幹部の豊田家御曹司、女子大生に内定と引き換えに肉体関係を強要…卑劣な手口 | ビジネスジャーナル2015.11.27
トヨタ自動車グループで、主要部品の自動車用自動変速機(AT)やハイブリッドシステムの開発・生産を担当している「アイシン・エィ・ダブリュ(以下、アイシンAW)」(本社・愛知県安城市)で、とんでもない不祥事が起こった。
「不祥事」とは、同社製造本部副本部長の豊田理彰氏が今夏、就職を希望する女子大生に、内定との交換条件に肉体関係を迫ったとされる問題だ。その女子大生や保護者がすでに、会社と理彰氏個人を相手に訴訟の準備に入っている。
この理彰氏は、トヨタの創業家に連なる人物で、トヨタグループの礎を築いた豊田佐吉翁が大叔父にあたり、トヨタグループの総帥・豊田章男トヨタ社長とは親戚である。
「佐吉翁には、平吉氏、佐助氏の2人の弟がおり、理彰氏は、佐助氏の長男でアイシン精機社長などを務めた稔氏の子息。ただ、稔氏の本妻の子ではなく、高級クラブのホステスとの間の子どもで、のちに稔氏が認知した」(トヨタ関係者)
アイシンAWはトヨタの下請けといえども、2015年3月期は売上高1兆2727億円を計上する巨大グローバル企業。社外取締役には内山田竹志トヨタ会長、監査役には須藤誠一トヨタ副社長、佐々木眞一元トヨタ副社長ら錚々たる顔ぶれが並ぶ。理彰氏の肩書は製造本部副本部長で、社内の待遇を示す階級は「参与」。役員直前のポストだが、犯した行為はとても名門大企業の幹部が取る行動とは思えず、おぞましく卑劣だ。
理彰氏と女子大生のやり取りはチャットツール「LINE」上でも「証拠」として残っており、「あなたの能力ではうちの会社には受からないから、私と特別な関係を持てば、親戚扱いにして入社させてやる」といった趣旨の発言をし、嫌がる女子大生に迫っている。そして、その女子大生が断ると、「採用は絶対にない」「友達を紹介してください」といった返事を送っている。強要とみられても仕方ない行為といえるだろう。
この問題については、すでに雑誌「週刊金曜日」(金曜日)が報じており、同誌によると、女子大生がアイシンAWの面接試験に落ちた直後に、父親宛に匿名の手紙が届き、娘を誹謗中傷し、脅迫と見られても仕方ない文面が書かれていたという。卑劣極まりない。 問われる一流企業としての「責任」
この理彰氏、「甘やかされて育って、大人になっても自制心が利かない。仕事にも前向きではない。会社も創業家ということで特別扱いして、ちやほやしている」と指摘する名古屋の財界関係者もいる。私立大学卒で年齢も40代前半だが、特別扱いの昇格によって役員直前のポストに就いている。
今後、訴訟や社内調査などにおいて理彰氏の行為が事実と認定されれば、通常の企業であれば懲戒処分は免れないし、場合によっては懲戒解雇もあり得るが、おそらくアイシンAWはうやむやにして握り潰すだろう。会社側にも甘やかせてきた道義的責任は十分にあるのではないか。
現在、トヨタはアベノミクスのよる円安の恩恵を受けて、業績は絶好調で過去最高益を更新している。このため、トヨタグループの下請け企業もその恩恵にあずかる一方で、グループ内には「緩み」「驕り」も出始めている。系列販売店でも、名古屋の高級ホテルで常軌を逸した懇親会を実施して、急性アルコール中毒の社員が続発、ホテルから今後の出入り禁止の要請もあった。理彰氏が取った行為も、自分は創業家だから、自分は日本経済をけん引しているトヨタグループの幹部だから、何をやっても許されるという「驕り」以外の何物でもない。
トヨタグループには、日々仕事に汗水をたらし、こつこつ努力を積み上げるタイプの社員も多い。そうした一人ひとりの努力の積み重ねが今の栄華を築いてきた。しかし、理彰氏の取った行為は、こうしたこれまで努力してきた一人ひとりの従業員の顔に泥を塗るに等しい行為で、会社のイメージも大いに損なわせる。
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女子大生に性的関係を要求――アイシンAW幹部が退職 | 週刊金曜日ニュース
2015年12月15日11:18AM
小誌11月6日号でジャーナリストの成田俊一氏が執筆した記事「トヨタ系列企業幹部による就活女子大生セクハラ事件」に関して、採用と引きかえに女子大生に肉体関係を要求していたアイシン・エィ・ダブリュ株式会社(川本睦社長、以下アイシンAW)の参与兼製造本部副本部長の豊田理彰氏が、11月16日付で同社から処分をうけ、同日付で退職していたことがわかった。
成田氏がアイシンAWに電話取材をした10月20日、同社は成田氏に「(豊田氏)個人のことであり、会社とは一切関係ありません」と答えていた。しかし他メディアでも報じられ大きな話題になって以降の11月30日に小誌が聞くと、「(成田氏から電話をうけた時点では)内容を把握していなかった。その後、調査をしたところ、豊田理彰の言動は就業規則等に明らかに違反しており、社内ルールにもとづいて11月16日付で処分を下した」のだそうだ。自主退職か懲戒解雇かについて聞くと「処分の内容は言えない」のだという。
豊田氏は、アイシンAWの入社試験を受けている女子大生A子さんに肉体関係を要求し、A子さんがそれを断ると、LINE上でこんなメッセージを送っていた。
〈僕と関係がもてない以上、僕もあなたを自分の親類として会社に入れることはできませんので、最終は諦めてください〉
アイシンAWによると、豊田氏に人事権は一切なかった。
関係者によれば、豊田氏はトヨタ一族の直系だという。トヨタグループ創業者の豊田佐吉(1867~1930年)は大叔父にあたり、理彰氏は佐吉の弟・佐助の孫に当たるそうだ。
アイシンAWは「女子大生にご不快な思いをさせてしまったことや世間を騒がせてしまったことを重く受け止める」としながらも、女子大生本人に謝罪する予定はないという。
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アイシンAWを提訴 元就活生「関係迫られた」:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)
2016年4月5日 09時00分
アイシンAWを提訴 元就活生「関係迫られた」
トヨタ自動車系の大手部品メーカー、アイシン・エィ・ダブリュ(AW、愛知県安城市)の昨年度の採用試験をめぐり、同社幹部(当時)の男性(43)から合格を条件に不適切な関係を迫られるなどして精神的苦痛を受けたとして、県内の20代の元女子大生が、男性と同社に連帯して550万円を支払うよう求める損害賠償請求訴訟を名古屋地裁に起こした。男性には単独で別の不法行為もあったとして、さらに55万円の支払いを求めている。
関係者によると、男性は、トヨタグループ創始者豊田佐吉氏(故人)の兄弟の孫に当たり、当時は製造本部副本部長だった。アイシンAWは昨年11月、この問題に関し男性の不正が社内調査で確認されたとして、懲戒解雇にしている。
訴状によると、大学在学中に同社を第1志望に就職活動をしていた女性は昨年、アルバイト先で男性と知り合った。同8月の筆記試験に合格し、一次面接の直前、身分を明かした男性に「筆記試験は合格ラインに達していなかったが、僕の一言で受からせた」などと言われて食事に誘われ、最終面接にかけて繰り返し面会を求められたと主張。
女性は「男性はトヨタの創業者一族の1人であることを利用し、採用試験の合格の見返りに男女関係を迫り、拒絶すると不合格にされた。会社は管理責任などがあった」と訴えている。
男性は取材に「酒の席での軽いやりとりで彼女に妄想させてしまったことについては自覚が足りなかった。しかし、男女関係を求めるつもりはなかったし、便宜を図るつもりもなかった。会社側には(不合格を)指示していない」と反論。アイシンAW広報部は「訴状が届いておらず、お答えできない」としている。
就活女性「合格見返りに関係迫られ」アイシンAWを提訴:朝日新聞デジタル
2016年4月5日21時02分
トヨタ自動車系の有力部品メーカー「アイシン・エィ・ダブリュ(AW)」(愛知県安城市)への入社を志望していた県内の20代の元女子学生が、同社の40代の元幹部から採用の見返りに不適切な関係を迫られたなどとして、男性と同社を相手取り、慰謝料計600万円の支払いを求めた損害賠償訴訟を名古屋地裁に起こしたことがわかった。3月25日付。
訴状などによると、元幹部はトヨタ創業家一族で、元製造本部副本部長。県内の大学に在学していた女性は同社を第一志望に就職活動をしており、昨年7月下旬、アルバイト先で元幹部と知り合った。元幹部は8月、「筆記試験通ったね。ちょっと合格ラインに達していなかったが、僕の一言で、受からせたよ」と食事に誘い、その後、何度もメールやLINEで関係を迫ったという。
女性が断ると、最終面接間近の同月30日、「うちの会社の内定は絶対にさせないので、どこか他をあたって下さい」とメールが届き、9月に不採用になった。
元幹部は、自動織機の発明で知られるトヨタグループ創始者、故豊田佐吉氏の兄弟の孫。アイシンAWは昨年11月、この問題に関連して元幹部を処分し、会社を退いたという。
代理人弁護士は「立場を利用し、男女関係を迫っており社会的に許されない。試験の成績を知っていることから会社の関与もあった」と話し、同社の管理責任についても問題視している。同社広報は「訴状が届いていないのでコメントは差し控えたい」とした。
この「佐吉翁には、平吉氏、佐助氏の2人の弟がおり、理彰氏は、佐助氏の長男でアイシン精機社長などを務めた稔氏の子息。ただ、稔氏の本妻の子ではなく、高級クラブのホステスとの間の子どもで、のちに稔氏が認知した」(トヨタ関係者)
っていうのがBusiness Journalでしか見られないのが気になる。
非中国なハニトラ? 裁判で明らかにな…るんかな。
新たなエネルギーには期待。↓もその一環か。
パワー3倍のリチウムイオン電池、開発に成功 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
トヨタ自動車と東京工業大学などの研究グループは、従来の3倍以上のパワーがあり、大幅に小型化できるリチウムイオン電池の開発に成功したという研究成果を発表した。
電極間の電解質に特殊なセラミック粉末を使った。論文が英科学誌「ネイチャー・エナジー」に掲載された。
電解質にセラミックの固体を使う電池は「全固体セラミック電池」と呼ばれる。液体を使う従来のリチウムイオン電池と違って液漏れがなく、パッケージをコンパクトにできるが、十分な電流を流せるセラミックが見つかっていなかった。
研究チームはシリコンとリチウム、リン、硫黄、塩素の配分を工夫し、電流が常温で3倍、100度で10倍になるセラミックを開発し、電解質に採用した。理論上は、充電時間も短縮できるという。論文で公表した電池は厚さ1ミリ・メートル以下で、実用化するには、何層も重ねて十分な容量を持たせる必要があるという。
2016年04月07日 07時18分
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