2016年4月7日木曜日

ふるさと納税:返礼に注力 飯能市「ムーミン」グッズで 狭山市はビリヤードのキュー /埼玉

ふるさと納税:返礼に注力 飯能市「ムーミン」グッズで 狭山市はビリヤードのキュー /埼玉 - 毎日新聞

毎日新聞2016年4月7日 地方版

ムーミンのパパとママのぬいぐるみセット

「アダムジャパン」製のビリヤードのキュー

「ふるさと納税」が全国的な人気と広がりをみせる中、飯能市は「ムーミン」グッズ、狭山市はビリヤードのキューなどを返礼品としてそろえ、各市ならではの独自性をPRしている。【海老名富夫】

自然保全、観光施策に

飯能市では来年、市内に作者の母国フィンランド以外で世界初となるムーミンのテーマパーク「メッツァ」がオープンする。このため、ふるさと納税制度を活用する「ムーミン基金」を新設。返礼品にムーミングッズをそろえ、寄付金は観光施策などに充てる。

返礼品は、寄付額1万円以上でフィンランドから輸入したムーミン絵柄付きマグカップ▽同3万円以上でムーミンのパパとママのぬいぐるみ(高さ約25センチ)セットなど。

同市は「ムーミン基金」以外にも、同納税制度で使途を指定できる基金として緑化事業に充てる「森林文化都市基金」や自然保全に生かす「緑の基金」などを設けている。詳細は「ふるさとチョイス」の市のホームページ(http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/11209)へ。

ユニークさで独自性

一方、今年度からふるさと納税の返礼品制度を始めたばかりの狭山市は、先行する他の自治体を追い上げたいと、ユニークな返礼品をそろえた。

寄付額30万円以上で地元にある世界的なビリヤードのキューメーカー「アダムジャパン」(同市下広瀬)製のキュー▽同5万〜10万円でアニメ「まんが日本昔ばなし」の原作者の1人で同市在住の童絵作家・池原昭治さん(77)が寄付者の写真を基に描く似顔絵−−などを用意している。詳細は市のホームページ(https://www.city.sayama.saitama.jp/)。

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