2016年4月8日金曜日

文科省が中高生の「英語教育実施状況調査」結果を発表

英語力のワースト、中3は高知県、高3は沖縄県 | 読売新聞 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

2016年04月05日

「英語力のワースト、中3は高知県、高3は沖縄県 中高生の英語力、国の目標に届かず

文部科学省は4日、全国の中高生らを対象にした2015年度の「英語教育実施状況調査」結果を発表した。高校3年生で「実用英語技能検定(英検)準2級程度」以上の英語力を持つ生徒は34.3%、中学3年生で「英検3級程度」以上の英語力を持つ生徒は36.6%で、いずれも前年度比で2ポイント以上増えた。

ただ、政府が17年度までに達成を目指す50%の目標には現時点では及んでいない。

英検によると、英検準2級は「日常生活に必要な英語を理解し、使用することができる」(高校生レベル)、3級は「身近な英語を理解し、使用することができる」(中学卒業レベル)とされている。

調査は昨年12月、全公立中学、高校計約1万3000校の中3生、高3生について、各都道府県教委などを通じて実施。「英検準2級程度」「英検3級程度」については、試験で資格を取得した生徒に加え、教員が普段の授業などから同等の力があると判断したケースを含めて集計した。

それによると、中3では、「英検3級程度」以上は前年度比2ポイント増の36.6%、高3では、「英検準2級程度」以上は同2.4ポイント増の34.3%で、中3は3年連続、高3は2年連続の増加となった。

今回は、各都道府県に実情にあった取り組みを促すため、都道府県別のデータも初めて公表。中3では、千葉が52.1%で唯一、政府の目標を上回ったほか、秋田(48.6%)、東京(47.9%)など9都府県は40%台だった。

一方、高知(25.8%)、熊本(26.9%)など8道府県は30%を切った。

高3では、群馬(49.4%)、千葉(45.5%)、福井(42.5%)など5県で40%を超えたが、沖縄(21.8%)、和歌山(22.5%)など11道府県は30%に達しなかった。

文科省は「英検準2級程度」以上、「英検3級程度」以上を測る統一的な基準を示しておらず、高知県教委では「学校現場の判断に任せた」などと説明。このため、文科省では「都道府県間の単純な数字の比較は難しい」としている。

「英検準1級」以上の資格を持つ英語教員については、TOEICなどの試験で同等の成績を取ったケースを含め、高校は57.3%(前年度55.4%)、中学は30.2%(同28.8%)。17年度までに達成を目指す政府目標(高校75%、中学50%)を下回った。

英語教育実施状況調査:英語力、中学1位千葉 国、英検取得などで評価 高校1位は群馬 - 毎日新聞

2016年4月5日 東京朝刊

文部科学省は4日、全国の公立小中高校を対象にした2015年度の「英語教育実施状況調査」の結果を公表した。今回初めて、中学3年と高校3年の英語力を都道府県別に公表し、千葉県が中学で1位、高校でも2位だった。高校1位は群馬県。上位には、英検などの外部試験の受験を積極的に勧めたり、指導法に関する教員研修を増やしたりしている自治体が目立った。

調査は、中3は「英検3級以上を取得、または3級以上相当の英語力がある生徒の割合」、高3は「英検準2級以上を取得、または英検準2級以上相当の英語力がある生徒の割合」を各学校に聞いた。

この基準に達する生徒の割合は、中3が(1)千葉52・1%(2)秋田48・6%(3)東京47・9%−−の順。高3(英語教育を主とする学科の生徒は別集計)は(1)群馬49・4%(2)千葉45・5%(3)福井42・5%。中3の全国平均は36・6%(前年度比2ポイント増)、高3は同34・3%(同2・4ポイント増)だった。

ただ、英検資格がない生徒は、教員が普段のテストや授業の状況から「3級相当」などと判断する方式のため、評価にばらつきがある可能性もある。

英語担当教員の英語力も14年度に続き公表した。英検準1級を取得した教員の割合は、中学が全国平均30・2%(前年度比1・4ポイント増)、高校が同57・3%(同1・9ポイント増)。中学では宮城と滋賀が前年度比約10ポイント上昇し、高校は熊本が同約19ポイントアップした。

文科省によると、英語力が高い生徒が多い自治体は各学校が「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能ごとに学習到達目標を設けたり、教員研修を重ねたりしているところが多い。全学校が目標を設定する県がある一方、1割以下の自治体もあるなど、取り組みに開きがある。文科省は都道府県別のデータの公表について「生徒の英語力を伸ばすための取り組みを各教委や学校が考える参考にしてほしい」と説明している。【佐々木洋】

「読む」「聞く」の試験を積極利用

生徒の英語力が上位になった自治体は英語教育に独自の工夫をしている。中3が1位、高3が2位だった千葉県は、県教委が2015年度から、日本英語検定協会が開発した「読む」「聞く」2技能の判定テスト「英検IBA」の受験を勧め、公立中学、全日制高校のほとんどが参加している。テスト時間が45分で授業時間内に実施できる。生徒の学力を把握し、指導する指標になっている。

また、県教委は指導力向上のため教員の研修を重視している。中高教員は15〜18年度のいずれかに年4日、神田外語大(千葉市美浜区)の教授らが講師を務める研修を受講するよう義務付けられている。【渡辺暢】

平成27年度「英語教育実施状況調査」の結果について:文部科学省

文科省は「英検準2級程度」以上、「英検3級程度」以上を測る統一的な基準を示しておらず、高知県教委では「学校現場の判断に任せた」などと説明。このため、文科省では「都道府県間の単純な数字の比較は難しい」としている。ってナニコレ。少なくとも『(教員と同様に)資格取得者(またはTOEICなどの試験で同等の成績取得者)』と『資格程度の英語力をもつと判断された資格非取得者』を別に集計しようよ文科省。恣意的な嵩上げをやり放題じゃまいか…。

資格を持ってないやつを持ってるのと同等に…っていうのは中3で準2を頑張って取った勢としては「あの面接をくぐり抜けてない奴と一緒にするの?」って感じで嫌すぎる。

…さっさと苦手なReading/Writing鍛えようね自分。

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